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学校での読み聞かせ・3年生(6/4)

「ぶながやと平和のタネ」(たいらみちこ 作・ぶながやみち)
「もっとおおきなたいほうを」(二見正直 作・福音館書店こどものとも572号)


毎年6月は平和を考える本を選んでいます。
なぜなら、6月23日が「沖縄慰霊の日」だから。

「ぶながやと平和のたね」は初めて学校で読みました。
ぶながやとは大宜味に住むキジムナー(妖精)で、平和の使者だと伝えられています。
物語は沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落炎上した場面から始まります。
恐ろしくなったキジムナーのチョンチョンは、その日から行方が分からなくなってしまいました。
チョンチョンの友だち、ぶながやのキキとカカはチョンチョンを探し回ります。
そこへ、山原(やんばる)の森の奥にチョンチョンがいるという知らせが・・・
キキとカカが誘い出してもチョンチョンは「またヘリが落ちるから恐ろしい」と出てきません。
でも、チョンチョンがいなくなった後、平和のたねが芽を出し、世の中は素晴らしいところに変わっていたのです・・・。

本当にこのような世の中になってほしい・・・という思いが少しでも伝わっていたらうれしいです。


学校で読み聞かせをした後、幼稚園で高見知佳さんによる読み聞かせを聞いてきました。
実は彼女は、5年前から沖縄に住んでいて、子育てをしながらいろいろなところで読み聞かせや講演を行っているのです。
いつもは読み聞かせをする立場ですが、今日はいろいろな心に沁みるお話を聞いてパワーをもらってきました。
そう、人のお話を聞いた日は、子どもにとても優しくなれるのよね~^^
いつまでもこれが持続できるといいんだけど(^^;)

by yuraliya | 2007-06-04 17:40 | 絵本・読み聞かせ