学校での読み聞かせ・6年生(3/3)
どうぶつさいばん ライオンのしごと
竹田津 実 作 ・ あべ 弘士 絵/ 偕成社
もうすぐ卒業する6年生。彼らに読み聞かせするチャンスももうほとんどないかなぁ・・・と考えて、ぜひ読んでおきたかったこの本を選びました。
物語の舞台はタンザニアの草原。
お母さんを殺されたヌーの子どもがライオンを訴えたことから始まります。
お話は裁判の形式で進んでいき、ヌーとライオンそれぞれの立場の証人が証言をします。
始めはヌーの子どもに同情する動物達も、裁判が進んでいくにつれ、なぜライオンがヌーを襲ったのかということに理解を示していきます。その結果、判決は無罪となりました。
「狩りはライオンのしごとでした。しぜんはそのしごとのなかに、もうひとつの役目をかくしていました。
草原のどうぶつたちをまもるしごとです。」
自分の本を読んでいる子もいましたが、話の展開に本に釘付けになる子も多く、充実した時間を過ごすことができました。
by yuraliya | 2008-03-03 15:21 | 絵本・読み聞かせ